先輩たちの声
印象的なモノづくりを 持続する。
技術部 コスチューム担当渡邉 里花
4年制専門学校 ファッション高度専門士科卒業
2011年入社
『キャッツ』を最初に担当。複数の作品を経て、入団3年目に『人間になりたがった猫』で演目チーフを任される。その後も主にチーフとして新作を担当。2017年から衣裳セクションのチーフに就く。
スタッフインタビュー
- 入社動機を教えてください。
- 小学生の時に四季の『ふたりのロッテ』に出会い、舞台芸術に興味を持ちました。また幼少期から服飾の仕事がしたいという夢があり、その二つをあわせ持つ劇団四季の衣裳セクションはなんて素晴らしい職務なのだろうと憧れ、志しました。
- 現在の仕事の内容は?
- 現在は衣裳セクションのチーフを担っています。
特定の演目に限らず、全作品の衣裳のクオリティ維持や、予算管理、セクション内の人員配置といった、管理・マネジメント業務全般を行っています。
- 仕事のやりがいは?
- スタッフや俳優など、多くの人と関わる仕事なので、自分のやったことがそのまま結果として返ってきます。例えば、メンテナンスをした衣裳を着た俳優が「ありがとう」と言ってくれること。当たり前のことですが、人との直接的な関わりがあるからこそつらい環境も乗り越えられているのかなと思います。
- 仕事で大変だったことは?
- 急なデザインの変更により、外注する予定だった衣裳を急きょ自分たちで製作することに。担当者一丸となって1日でドレスを創り上げました。皆が集中し、それぞれが自分の技術を最大限に発揮できたことによる成果だったと思います。
- 会社、部署の雰囲気は?
- とても良好です!それぞれがやるべきことを、責任を持って仕事に打ち込んでいます。 作品ごとにチームが編成されているのですが、分からないことや経験値が足りない部分は先輩たちがフォローしてくれますし、各カンパニーにもそれぞれの特色があって面白いです。
- 学生時代の経験が役に立ったと思うことは?
- 年間を通じて同じテーマの衣服を製作し、ショーの全てを自分で手掛けるというカリキュラムがありました。服飾の基礎はもちろんですが、服だけではなくヘアメイクや空間をトータルでプロデュースしたこの経験は今の仕事に通じています。
- 就職活動をしている学生の皆さんに一言
- 必要なのは、舞台が好きで、衣裳が好きで、“本気でやりたい”という強い気持ち。そして、チームワークと少しの技術。正直、楽な仕事ではありません。ただ、何事も“好き”という気持ちに勝るものはないと思います。好きなら突き詰められる。一緒に、とことんやりましょう!
ある1日のスケジュール
出社衣裳部内のミーティングで各カンパニーの情報を共有。 | |
業務開始メールをチェックし事務作業を消化。 | |
昼食他愛もない話をしながら昼食 | |
作業新規衣裳の製作・生地の染め作業。 | |
ニューヨーク帰りの先輩からのお土産のチョコレートと珈琲で一息。 | |
作業再開染めた生地を裁断して縫製にとりかかる。 | |
退社 |
休日の過ごし方
アジアが大好きで、モンゴルに一人旅をした時の写真。孤児院で2日間リメイクのワークショップをしました。