多摩動物公園の「アフリカ園」では、アフリカで暮らす動物たちを飼育・展示しています。この度、日々を動物たちとともに過ごしている私たち飼育係が、少し変わったマニアックな視点で『ライオンキング』を観劇させていただきました。
ついつい目が行ってしまったのは、動物のフォルムや動き、皮膚の質感や模様、関節の位置や蹄(ひづめ)の数など。どこを取っても「すごい!」の一言でした。舞台上の本物でないはずの1頭1頭、1羽1羽に動物の息づかいを感じる不思議な感覚の約2時間半でした。
観劇を終えて「あのキリン警戒していた」「あのシマウマの蹄は良い具合に削れていたな」「ハイエナのフォルムがすごい」と、周囲の方々から見たら随分と変わったことを言っていた私たち。次からは、それぞれの担当者がよりマニアックに語ります。
多摩動物公園 飼育展示課 北園飼育展示係長
山本さん