5月6日(火・休)に開幕するミュージカル『キャッツ』仙台公演。開幕に先駆けて、会場の東京エレクトロンホール宮城にて、メディア関係者を招いた舞台仕込み取材会が行われました。
『キャッツ』は都会のゴミ捨て場を舞台に、年に1度だけ開かれる舞踏会に集まった24匹の猫たちの生きざまを描いた物語。客席には猫の目線で作られた、実物の3~5倍サイズの巨大なゴミのオブジェが飾られ、"猫の世界"が広がります。客席に一歩足を踏み入れた瞬間、まるで自分も猫になったかのような錯覚を味わうことのできる舞台美術は、本作の見どころの一つです。
取材会では、1983年の日本初演から舞台美術を担当している土屋茂昭氏と、舞台監督・村田舟が、舞台装置や本作の世界観、デザインについて解説。土屋氏は集まった報道関係者へ「ゴミのオブジェは、思い出をよみがえらせてくれるものでもあります。非常にリアルに製作されているので、お客様にも近くでご覧いただき、自分の中の思い出の品を『キャッツ』の中で見つけていただければと思います」と説明。
また、上演地ゆかりの"ご当地ゴミ"と呼ばれるゴミのオブジェも公開されました。
今回の仙台公演では、「東北楽天ゴールデンイーグルス」の帽子や、たんや善治郎の「牛たん弁当」など、計18種類の"ご当地ゴミ"が飾られます。ぜひ劇場でご覧ください。
『キャッツ』仙台公演は5月6日(火・休)開幕。8月20日(水)までの期間限定上演です。約12年ぶりに仙台へ帰ってくる本作に、どうぞご期待ください!