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コラム

『キャッツ』仙台公演開幕に向けて――稽古が始まっています!

5月6日(火・休)に東京エレクトロンホール宮城で開幕するミュージカル『キャッツ』仙台公演。稽古場の窓から臨む桜が満開を迎えた4月上旬、12年ぶりの仙台公演に向けて、劇団四季の本拠地・四季芸術センター(横浜市青葉区)では「稽古始め」が行われました。

まずは、キャスト・スタッフの一同が稽古場に会する「顔合わせ」。これまでも本作に携わってきたキャストの他、本作に初めて挑戦する顔ぶれを加えたカンパニーに、劇団四季代表取締役・吉田智誉樹が「地元・仙台でも大変盛り上がっています。地元との交流や一体感は、浅利(慶太)先生がいつもおっしゃっていた四季の理念"文化の一極集中の是正"が息づいている表れだと思いますし、その交流や一体感の真ん中には"質の高い舞台"がなければなりません。仙台公演は、静岡・広島に続く三都市公演の掉尾(ちょうび)を飾る公演です。全員で力を合わせて頑張っていただきたいと思います」と激励を。稽古前には、レジデント・ディレクターを務める西尾健治も言葉を送ります。
「広島公演に出演していた人も、初めての人もいますが、改めて仙台でゼロから創り上げるつもりで挑みたいと思います。総合芸術をやるにあたり、そのコアは台本です。物事を動かせる言葉の力、自分の想像を違う次元に連れていってくれるイメージ、猫しか知らない言葉の意味。そこを外してしまわないようにやっていきましょう。そして、"聴くこと"がすごく大事です。『キャッツ』には、魂の共鳴があるからこそ感動するのだと僕は思っています。心で聴いて、心を通して魂でつながれるのだと思うので、周りから生まれる言葉をよく聴いて、自分の発想につなげてください」

ほどよい緊張感のなか、台本の「読み合わせ稽古」がスタート。作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの珠玉のナンバーによって、都会のゴミ捨て場に集う個性豊かな24匹の猫たちの生きざまが紡がれていきます。"ジェリクルキャッツ"を象徴するような色彩豊かな楽曲が次々と稽古場に響き渡り、やがて迎えたクライマックス。本作を締めくくる荘厳なナンバー「猫からのごあいさつ」が余韻を残すなか、はじめての「読み合わせ」を終えました。

それぞれの課題を再確認し、仙台公演に向けて気持ちを新たに踏み出したカンパニー。開幕に向けてひたむきに稽古を重ねていきます。
『キャッツ』仙台公演は、2025年5月6日(火・休)から8月20日(水)までの期間限定。現在、7月21日(月・祝)公演分までのチケットを販売中で、7月23日(水)~8月20日(水)公演分のチケットは5月11日(日)より「四季の会」会員先行予約、18日(日)より一般発売を開始いたします。
進化を続けるミュージカル『キャッツ』が、いよいよ杜の都・仙台へ――どうぞお楽しみに!

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