2024年9月11日に名古屋四季劇場にて開幕した、オリジナルミュージカル『バケモノの子』が、2月9日(日)に千秋楽を迎えました。
本作は、2022年4月30日に東京・JR東日本四季劇場[秋]にて初演を迎え、翌年12月10日には大阪四季劇場で開幕。そして、初演シリーズの終着地――名古屋では11月17日に通算上演回数500回を達成、3都市でのべ約50万人を超えるお客様にご来場いただきました。
千秋楽当日。劇場ロビーは約2年10ヵ月におよぶ旅路のフィナーレを見届けようと全国各地からご来場いただいたお客様でにぎわいます。お客様への感謝をつづった出演俳優たちによる直筆メッセージカードを熟読する姿も多く見られ、劇場内には一抹の寂しさと高揚感が入り混じる、千秋楽特有の雰囲気が。
幕が上がると、孤独な人間の少年・蓮と最強のバケモノ・熊徹の、8年の歳月を通して育まれる、血のつながりを超えた"親子"の絆と成長の物語が描き出されました。
希望に満ちたフィナーレを迎えると、千秋楽特別カーテンコールが行われ、熊徹役の伊藤潤一郎と蓮/九太役の大鹿礼生がカンパニーを代表してお客様に感謝のご挨拶を。大鹿が「『お客様と劇場で、作品の感動を分かち合う』――それこそが、『バケモノの子』カンパニーの力の源でした。これから私たちキャスト、スタッフは、このカンパニーを巣立ち、それぞれ、次の『新しい旅』へと向かいます。公演を通じ、お客様から頂戴したたくさんの祝福を胸に、新しい一歩を踏み出したいと思います」と告げ、劇中ナンバー「新しい旅」が歌い継がれます。伊藤が「それでは皆様。また、いつか、どこかで」とお客様に言葉を送ると、目に涙を浮かべたお客様たちからは別れを惜しむかのような熱い拍手が。その思いに応えるように、俳優たちも笑顔で手を振り続けていました。
名古屋四季劇場では、5月11日(日)から8月31日(日)までオリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』を初上演。10月19日(日)からは、名古屋で約10年ぶりとなるミュージカル『マンマ・ミーア!』が開幕します。 今後の名古屋公演にも、どうぞご期待ください。
2月9日(日)千秋楽公演で実施されたライブ配信は、2月11日(火・祝)16:00から2月18日(火)23:59まで見逃し配信にてご視聴いただけます(視聴チケットの販売は18日21:00まで)。どうぞお見逃しなく! |