12月24日(火)、東京・文京シビックホールにて、日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」の主催による『ふたりのロッテ』クリスマスチャリティー公演が千秋楽を迎えました。
1976年から始まったチャリティー公演は、全国各地のハンディキャップのある方々やそのサポートをされている方々に "夢や希望を贈りたい"という思いから実施されているプロジェクト。日産労連の組合員が毎月100円ずつ積み立てた「福祉基金」を基に福祉活動の一環として行われ、今年で49年目を迎えました。今年も日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」主催のもと、日産労連、SUBARU労連、ヤマハ労連の皆様により運営され、計18公演で595施設、約12,000人のお客様にご来場いただきました。
チャリティー公演千秋楽となったこの日も、会場では組合員の皆様がボランティアとして運営をサポート。開場準備に向けた全体ミーティングには、カンパニーを代表して俳優の大河原萌乃佳(ロッテ役)、田原沙綾(ルイーゼ役)、川口雄二(アイペルダウワー/シュトローブル博士役)が参加。チャリティー公演に携わることができる喜び、過去の同公演でのお見送りの思い出などをお話しし、キャスト・スタッフともに一体感をいっそう高めて公演に臨みます。
またこの日は、お客様のご案内係として劇団四季の研究生32名も運営に参加。日産労連の皆様と一緒に、お客様をお迎えする準備を進めます。車いすでご来場される方にも安全に誘導ができるよう、車いす介助講習も行われ、使い方や注意点などを学びました。
64施設、約570名にご来場いただいたこの日、サンタクロースがお客様をお出迎えし、ロビーには明るい笑顔が溢れます。幕が上がると、時折笑い声をこぼしながら、お客様が物語に夢中になる姿が。カーテンコールでは客席が大きな手拍子が沸き起こり、劇場が一体感に包まれました。終演後のロビーでは出演者によるお見送りが行われ、お互いに手を振ったり挨拶をしたりし、心温まる交流が繰り広げられました。
また終演後には、本公演の主催である日産労連の皆様とのパーティーが開かれました。 日産労連会長・寺門勉様からは「今年も大変多くの方にクリスマスプレゼントを届けることができました。劇団四季の俳優・スタッフの皆様に多大なご支援いただいていることに感謝を申し上げます」とご挨拶いただきました。
また、カンパニーから日産労連の皆様へ感謝の気持ちを込めて、『ふたりのロッテ』劇中ナンバー「ウィンナ・ワルツ」と、クリスマスソングとして「きよしこの夜」を披露。今年も無事にお客様へ舞台の感動をお届けできたことの喜び、この活動を継続していくことの意義を、全員で胸に刻みました。
『ふたりのロッテ』はこの後も、来年8月まで全国各地を巡演。この活動を通して出会ったお客様や日産労連の方々の想いを胸に、カンパニーは引き続き、全国のお客様へ作品の感動を届けます。