10月23日(水)、舞浜上演2周年を迎えたディズニーミュージカル『美女と野獣』(舞浜アンフィシアター)。
これを記念し、劇団四季の俳優と、東京ディズニーリゾートのキャストの方との交流企画が実現。
作中でビーストの城に迷い込んだベルを、お城の召使いたちがもてなす代表曲「ビー アワ ゲスト(おもてなし)」にちなみに、相互に"おもてなし"の心を学び合いました。
10月中旬、ベル役のひとり・平田愛咲とビースト役のひとり・飯田達郎が東京ディズニーランド®を訪問。
東京ディズニーリゾートのキャストを代表する親善大使"東京ディズニーリゾート・アンバサダー"味方和さんに、2020年にオープンしたディズニー映画「美女と野獣」をテーマにしたエリアをご案内いただきました。
美女と野獣の城やガストンの噴水が目の前に広がり、ふたりは目を輝かせます。
その後も、エリア内のレストラン「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」や、アトラクション「美女と野獣"魔法のものがたり"」、お土産を販売する「ビレッジショップス」を訪問し、キャストの方から各施設のテーマや、キャストの役割について話を聞いたふたり。
飯田が「お客様を迎えられるにあたり心がけていることは?」と伺うと、味方さんからは「『美女と野獣』はフランスを舞台にした物語ですが物語りの、ゲストの方には物語のなかに入りこんだような感覚を体験していただけるように、このエリアではキャストたちが『Bonjour(ボンジュール)』とフランス語でご挨拶しているんです」とのお答えが。実際に道行くキャストの方から「Bonjour!」と声をかけられ、ふたりからは感嘆の声が上がりました。
その数日後に迎えた2周年当日の23日、今度は味方さんと「美女と野獣」をテーマにしたエリアのキャストの方がご来場。メモリアルな公演を客席で見守ってくださいました。
また終演後には、四季がお客様をお迎えするにあたり、日ごろから大切にしている発声法のひとつ・母音法について、キャストの皆さんに体験いただくことに。
飯田、平田に、バベット役の小川美緒を加えた3名によるレクチャーを受け、エリアでのご挨拶「ボンジュール」を母音だけで「オンウーウ」と発声していただきました。子音も乗せて改めて「ボンジュール」とご挨拶いただくと、俳優たちからは歓声と拍手が!
さらにその後にはトークセッションが行われました。テーマは"お客様に楽しんでいただくために大切にしていること"。
終始、和やかな雰囲気で、お客様にお喜びいただくために大切なことを分かち合いました。
東京ディズニーリゾート・アンバサダー 味方 和さん
ウォルト・ディズニーの言葉で「毎日が初演」という言葉があります。私たちはその言葉を大切にし、キャストとしてショーを演じ、東京ディズニーリゾートに期待を持って来てくださるゲストをお迎えしています。
私たちもエリアを訪れるゲストに「美女と野獣」のストーリーをお届けしていますが、今日舞台を拝見して、おふたりとも舞台上でベル、ビーストそのものとして生きていらっしゃり、言葉にならないほどの感動を覚えました。登場人物がそれぞれの人生を歩む姿を見て、私も頑張ろうと思いましたし、最後にはとてもハッピーな気持ちになりました。
東京ディズニーランド「美女と野獣」をテーマにしたエリアのキャスト
レストラン「ラ・タベルヌ・ド・ガストン」 久住春奈さん
「美女と野獣」をテーマにしたエリアでは、私は"ベルたちが暮らす村の住人"です。訪れたゲストには、気さくな雰囲気で「ようこそ」と話しかけるように心掛けています。
パークの数あるレストランのなかから、このレストランを選んで来てくださるゲストに、"ウェルカム"な気持ちでいることが一番の"おもてなし"だと思っています。
アトラクション「美女と野獣"魔法のものがたり"」 森田佳奈さん
お子様連れの方や学生の方など、いらっしゃるゲストお一人おひとりの"ストーリー"を想像するようにしています。そうすると、今日という日を楽しんでほしいという気持ちがより一層強くなります。どんなに忙しくても、この想いを忘れないようにしています。
ショップ「ビレッジショップス」 辻 夏希さん
ゲストに大切な思い出を持って帰っていただく役割ですが、お買い物の体験もいっしょに持って帰っていただけるように、いつも笑顔でいることはもちろん、ショップの内装をご覧になっているゲストがいたら、そのストーリーをお話するなど心掛けています。
平田愛咲(ベル役)
「美女と野獣」をテーマにしたエリア内で、ミュージカルのナンバーも流れていることに気が付き、同じ「美女と野獣」の世界で繋がっていることを感じました。舞台とパークをいっしょに楽しんでいただくことで、感動をより大きくしていただけるのではないかと思います。
ベルを演じ、『美女と野獣』の世界にいる時間は、とても幸せです。お客様にも舞台上からこの幸せが届いて、同じ気持ちになってもらえたらうれしいです。
毎公演、お客様にとってはこの公演がただ一度の機会であるということを忘れずに、ベルという役を大切に生きています。
飯田達郎(ビースト役)
「美女と野獣」をテーマにしたエリアでは、働いている皆さんがとても素敵だと感じましたし、何よりお客様との交流を楽しみながら接している姿がとても勉強になりました。
ウォルト・ディズニー氏の「毎日が初演」という言葉は、僕たちにとっても共感そのもの。僕たちも常に新鮮な気持ちで公演に臨んでいます。
東京ディズニーリゾートと劇場という、異なる空間ではありますが、ともに「美女と野獣」の物語を愛する者同士がこうやって繋がり、同じ世界を共有できたことがとてもうれしいです。
『美女と野獣』は、これからも東京ディズニーリゾート内に位置する、舞浜アンフィシアターにて、"おもてなし"の心を胸に、いつの世も変わらない愛と感動の物語をお届けしてまいります!
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