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海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』東京公演に向けて――技術の現場より<小道具編>

2025年4月6日(日)に日本初演を迎える海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。開幕に向けて準備が進む横浜市あざみ野・四季芸術センターより、小道具製作の様子をお届けします。

SF映画の金字塔として、世界中から今なお愛され続ける傑作映画を舞台化したこのミュージカル。映画で描かれた数々の名シーンを彷彿とさせる心躍る小道具が、舞台上でもたくさん登場します。

物語冒頭、ロックスターに憧れる主人公・マーティが、友人で発明家のドクの研究室でエレキギターを大音量で弾き、スピーカーを壊してしまうシーンは映画でもお馴染み。このスピーカーやアンプは、一から小道具スタッフが製作しました。
3段に積み重ねられたアンプの形状や質感が異なります。これはドクが別々のアンプを組み合わせて使っているからだそう!

舞台写真は海外公演より

ドクが発明したタイムマシンで実験を行っていたところ、アクシデントが起こり30年前の1955年にタイムトラベルしてしまうマーティ。未来に帰りたいマーティは、55年のドクに助けを求めます。最初こそ疑っていたドクでしたが次第に彼を信用し、協力することに。そして、とあることがきっかけでマーティを未来に返す計画を思いつき――。

ドクはこの計画をヒルバレーの街を再現した模型を用いて説明。その模型の部品をよく見ると、瓶やコイルの形をした模型が!これはドクが研究室にあったもので、模型を作ったという設定なのだそう。

瓶やコイルの型を取って、素材を流し込み模型を作っていきます

この模型は黒板の裏面に取り付けられます。
黒板の表面にはドクがタイムトラベルのマシンを発明するために書いた計算式が。プロジェクターにデザインを投影しながら、スタッフがチョークで丁寧になぞります。

1955年にタイムトラベルしたマーティが、若き日の父親のジョージと、ジョージをいつもいじめているビフと遭遇するのが、ダイナー(レストラン)。
50年代のレトロな雰囲気のダイナーのケーキカウンターには、ドーナツやパイ、チョコレートなどが並びます。

チョコレートの包装紙は、1950年代に実際に売られていた商品のパッケージデザイン

ドーナツやパイはまるで本物を作る工程と同じように、生地となる素材を型に流し込んだり、ホイップを絞ったり、すべて小道具スタッフの手作業で作られています。ライムパイやチェリーパイの生地は質感にもこだわりが。近くで見ても本物そっくり!

1985年と1955年、2つの時代が描かれる本作では、小道具もそれぞれの年代を表現するための重要なアイテム。細部までこだわり抜いて作られています。ご観劇の際は、ぜひ小道具や舞台セットにもご注目を!

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は12月15日(日)から「四季の会」会員先行予約が開始(12月22日(日)一般発売開始)。
劇団四季が新たに挑むエンターテインメント超大作を、どうぞお楽しみに!

「四季の会」会員限定『バック・トゥ・ザ・フューチャー』東京公演
事前抽選販売について

2025年4月6日(日)初日公演の全席および4月9日(水)~9月30日(火)の全公演の一部のお席を対象に、インターネットによる事前抽選販売を承ります。詳しくは下記をご確認ください。
受付期間:12月4日(水)18:00送信分まで

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