10月11日(金)、仙台市内にて、2025年5月より開幕するミュージカル『キャッツ』仙台公演の製作発表会見が行われました。
年に一度、都会の夜のゴミ捨て場で開かれる、猫たちの舞踏会――20世紀最大の詩人T・Sエリオットの詩集を原作に、現代のモーツァルトと称されるアンドリュー・ロイド=ウェバーの珠玉のメロディで紡がれるミュージカル。誇り高き"ジェリクルキャッツ"の個性と生命力に満ちた姿を描き、生きることの喜びを謳います。
約12年ぶり、3度目となる『キャッツ』仙台公演。2018年の東京公演より、楽曲の改訂に伴い、振付・ビジュアル面などを一部ブラッシュアップ。仙台ではこの新たなバージョンは初めて披露されます。
会見には、共同主催である、宮城県 副知事・小林徳光氏、仙台市 副市長・髙橋新悦氏、仙台商工会議所 副会頭・神部光崇氏、河北新報社 代表取締役社長・一力雅彦氏、劇団四季 代表取締役 社長執行役員・吉田智誉樹が登壇し、仙台公演への意気込みを語りました。
宮城県 副知事・小林徳光氏
世界的に最も有名なミュージカルの一つである『キャッツ』。今回12年ぶりにこの素晴らしい作品を宮城県で上演できることは、県のみならず、東北地域全体の文化振興や経済の活性化に寄与するものであり、県といたしましても大いに盛り上げていきたいと考えております。お子様から大人の方まで幅広くお楽しみいただける作品なので、ぜひご家族皆様でお越しいただき、心に残る音楽、色鮮やかな衣裳、大掛かりな舞台装置など、『キャッツ』の素晴らしさをご堪能いただければ幸いです。
仙台市 副市長・髙橋新悦氏
東日本大震災後に仙台で上演した2013年『キャッツ』、2015年『美女と野獣』、2018年『オペラ座の怪人』、そして記憶に新しい2022年『リトルマーメイド』ロングラン公演では、それぞれの作品の魅力とキャストの皆様の熱演により、東北の人々にたくさんの希望を届けてくれました。仙台において3度目の上演となる『キャッツ』は、2003年の仙台初演では約14万人、2013年公演では約11万人を動員した大変人気のある作品。市民の皆様に大きな活気を与えてくださる劇団四季の活動を、引き続き応援して参ります。
仙台商工会議所 副会頭・神部光崇氏
仙台公演をご覧に訪れる皆様は、市内・県内だけでなく、広く東北各地はもちろん、首都圏などからお越しになる方も少なくないと聞いております。そうした方々にぜひ、公演前後の仙台の街を存分にお楽しみいただきたいと思っております。『キャッツ』はこれまで国内で1万回以上も上演されていますが、進化の先にある、今最も新しい『キャッツ』を観られるのが、今回の仙台公演かと思います。仙台商工会議所としましても、多くの皆様にその魅力を発信するお手伝いをさせていただきたいと考えております。
河北新報社 代表取締役社長・一力雅彦氏
都会のゴミ捨て場が舞台となる本作では、客席の壁面がゴミのオブジェで埋め尽くされ、舞台と客席が一体となった"キャッツワールド"をお楽しみいただけます。会場内で、仙台ゆかりの"ご当地ゴミ"を探してみるのも楽しみのひとつです。また前回2013年公演では、被災地の小中学生約千人をご招待いただき、改めて感謝申し上げます。力強く生きる猫の姿が、たくさんの希望と感動を届けてくれました。『キャッツ』日本公演が40年続いているのは、観るたびに新しい発見があるからこそ。進化を続ける本作の新たな魅力を、地元メディアとしてきめ細かく伝えていきたいと考えております。
劇団四季代表取締役 社長執行役員・吉田智誉樹
2年半ぶりに仙台でロングラン公演を上演できることを大変嬉しく思います。2001年より地元の皆様のご協力とご理解を得ながら公演を積み重ね、これまで8回行ってきた仙台公演には、のべ84万人のお客様にご来場いただきました。ナンバーの追加や曲調の変更が行われ、進化し続ける『キャッツ』。今回上演するバージョンは、仙台では初披露となります。ぜひ劇場で、生きる喜び、明日への希望を感じていただければ幸いです。
また、劇中ナンバーより、グリザベラ役・木村智秋とシラバブ役・藤原加奈子が「メモリー」を披露。過去の思い出と未来への希望を綴る名曲の、美しいメロディを響かせました。
『キャッツ』は広島・上野学園ホールで11月11日(月)から2025年2月23日(日・祝)まで上演の後、同年5月6日(火・休)より東京エレクトロンホール宮城にて仙台公演を開幕。8月20日(水)までの期間限定公演となります。
7月21日(月・祝)までの仙台公演チケットの「四季の会」会員先行予約が、2月8日(土)より始まります(一般発売は15日(土)より)。
静岡、広島に続き、3都市を巡る一連の公演の集大成を飾る仙台公演。杜の都・仙台でジェリクルキャッツが躍動するその日を、どうぞお楽しみに。
会場 | 東京エレクトロンホール宮城(仙台市青葉区国分町3-3-7) |
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公演日程 | 2025年5月6日(火・休)開幕 ~ 8月20日(水)千秋楽 |
発売日程 | 2025年5月6日(火・休)~ 7月21日(月・祝)公演分 2025年2月8日(土)「四季の会」会員先行予約開始 2025年2月15日(土)一般発売開始 |
※初日公演を含む一部公演は「四季の会」会員を対象とした事前抽選販売あり。詳細は決定次第お知らせいたします。 ※今回仙台公演では、二次元バーコードでのご入場が可能となるQRチケット(ご予約入場券)の導入を予定しております。 |
(撮影:荒井 健)