本日21日(日)、自由劇場(東京・竹芝)にて、ファミリーミュージカル『ふたりのロッテ』が開幕しました。
ドイツの小説家エーリッヒ・ケストナー作「ふたりのロッテ」は、「子どもに読ませたい児童文学100選」に選ばれ、映画やアニメでも親しまれている世界的名作です。劇団四季がファミリーミュージカルとして上演し、高い人気を誇ってきた本作を、今回約10年ぶりにお届けします。
迎えた東京公演初日、劇場には幅広い世代のお客様の姿が。開演前のロビーは、これから始まる物語への期待と笑顔であふれます。
幕が上がると、オープニングの場面であるドイツ・ケーニッヒ湖の透き通った空気が、爽やかで明るい音楽とともに客席を包み、あっという間に自然豊かなヨーロッパの世界へ。
両親の事情で離ればなれに暮らしていたふたごの姉妹が、力を合わせて困難に立ち向かい、家族の絆をとり戻そうとする物語。「家族で一緒に暮らしたい」と願うロッテとルイーゼの明るくひたむきな姿に、客席全体が彼女たちを応援するような気持ちで見守ります。やがて幸福感溢れるラストシーンを迎えると、ロッテとルイーゼを劇場全体で祝福するかのように、割れんばかりの拍手が起こりました。
『ふたりのロッテ』東京公演は8月25日(日)まで。その後9月21日(土)からは全国ツアーがスタートします。
勇気、知恵、人とのつながり――大切なものが詰まったミュージカルを、この夏、劇場でお楽しみください!
※舞台写真は事前に行われた舞台稽古より
(撮影:荒井 健、阿部章仁、劇団四季)