8月15日(木)に開幕するミュージカル『ウィキッド』大阪公演(大阪四季劇場)。
四季芸術センター(横浜市あざみ野)では、開幕に向けた稽古が始まりました。
名作「オズの魔法使い」に登場する「善い魔女」と「西の悪い魔女」、二人の知られざる友情と絆を描いたミュージカル。
お客様の熱い再演リクエストにお応えし、昨年10月から今年1月まで行われた東京公演は連日満席。毎公演、劇場が喝采に包まれました。
その熱狂と期待は、この夏、15年ぶりに開幕する大阪公演にも伝播(でんぱ)し、年内の公演チケットは早くも完売に。
さらに、本作の映画版「ウィキッド ふたりの魔女」が今年11月に全米公開、2025年春に日本でも上映されることが決定し、ますます熱い注目が集まっています。
全体稽古の初日となる「稽古始め」を迎えたこの日、集まった出演候補者による読み合わせ稽古が行われました。
出演経験者に加え、カンパニーには新たな顔ぶれも。緊張感に包まれた稽古場にドラマティックなオーヴァーチュアが響き渡り、稽古がスタート。心を揺さぶるダイナミックな音楽に導かれるように、エネルギーに満ちあふれた稽古が行われました。
稽古を終えると、レジデント・ディレクターを務める荒木美保が俳優たちに声をかけます。
幕開け、悪い魔女・エルファバの死をオズの国の人々が祝い讃えるナンバー「グッド・ニュース」について。
「台詞を言うときに、誰に向かってなぜその言葉を発するかで意味が異なってきますよね。例えば大勢で同じ台詞を言うとき、そこに表れる経験や相手との関係性やストーリーが、一人ひとり違って、個性があっていいと思います。具体的に行動に落としこんでいくと、ドラマが肉厚なものになってくるはず。自分の言葉に、もっと自由な選択肢を持ってみましょう」
荒木の言葉を真剣に受け止める俳優たちの表情からは、改めて作品としっかり向き合おうという覚悟と、それぞれの課題をやり遂げようという強い意志が満ちあふれていました。
今週14日(日)には、2025年1月1日(水・祝)から3月30日(日)公演分チケットが発売開始。
観る人すべてを魅了する珠玉のミュージカル『ウィキッド』を、大阪で体感いただけるこの機会をどうぞお見逃しなく!