6月26日(水)、ミュージカル『キャッツ』静岡公演開幕まで残すところ3週間に迫った静岡市民文化会館 大ホールにて、メディア関係者を招いた舞台仕込み取材会が行われました。
『キャッツ』の舞台は都会のゴミ捨て場。その世界観を作り出すため、舞台上から客席の隅々まで巨大なゴミのオブジェが飾られています。猫の目からみた大きさを再現するため、ゴミの大きさは実物の3~5倍、その数およそ2,000個にもなります。
客席に足を踏み入れた瞬間、"キャッツ・ワールド"が広がる舞台美術は、本作の見どころの一つです。
取材会では、1983年の日本初演から舞台美術を担当している土屋茂昭氏と、舞台監督・村田舟が、舞台装置や本作の世界観やデザインについて解説しました。土屋氏は集まった報道関係者へ「初演当初は紙のゴミが多くありましたが、現在では日用品などのオブジェに変化してきています。ゴミのオブジェは単なる舞台セットではなく"想い出のかたまり"。お客様にもそれぞれの記憶をたどって懐かしい気持ちになってもらえたら」と話します。
会場内には"ご当地ゴミ"と呼ばれる、上演地ゆかりのゴミのオブジェも飾られました。
今回の静岡公演では、静岡土産の定番「うなぎパイ」や、新定番として人気の「バリ勝男クン。」、県内小学生の通学必携アイテム「横断バッグ」など、計18種21点のご当地ゴミが登場。その製作の様子は、当ウェブサイトや公式SNSでも近日中にご紹介予定です。ご観劇の際は、ぜひご注目ください。
『キャッツ』静岡公演は7月17日(水)開幕。約10年ぶりに静岡で上演される本作に、どうぞご期待ください!