最新ミュージカル『ゴースト＆レディ』が開幕しました

本日5月6日（月・休）、JR東日本四季劇場［秋］にて最新ミュージカル『ゴースト＆レディ』が開幕しました。

漫画家・藤田和日郎氏の中編コミックス「黒博物館ゴーストアンドレディ」（2014～15年／講談社「モーニング」）を原作に、信念を貫くナイチンゲールと劇場のゴーストが紡ぐ不思議な絆を、史実とファンタジーを織り交ぜながら壮大なスケールで描くミュージカル。
演出を手掛けるのはスコット・シュワルツ氏（2016年劇団四季初演『ノートルダムの鐘』）。さらに国内外で活躍する気鋭のクリエイターを迎え、劇団四季が総力を挙げてお届けする命と絆の超大作です。

劇場ロビーは新たな作品の誕生を祝う花々で彩られ、開幕を記念して原作者・藤田和日郎さんから寄贈されたオリジナルアート作品に多くの人が見入る様子も。
いよいよ開演の時。高揚感と期待に満ちた客席。突如、灯かりが落とされ、幕が上がると、そこは重厚感漂うドルーリー・レーン劇場。一夜限りの特別なショーが上演されます。

看護という自らが決めた道をまっすぐに進もうとするフロー。ある出来事から劇場に現れるゴーストとなったグレイとともに、看護団を率いてスクタリ陸軍野戦病院へと向かいます。様々な困難を強い信念をもって乗り越えようとするフローの姿にグレイは感化され、次第に二人は互いにとってかけがえのない存在に――。フローとグレイが心を交わし、不思議な絆で結ばれていく様子が、豊かなメロディーと心に響く言葉で紡がれます。たどり着いた切なくも美しい結末に、涙するお客様の姿も。
カーテンコールでは、出演者が登場するたびに拍手の厚みが増し、スタンディングオベーションとなった客席に、出演者は晴れやかな笑顔で応え続けました。

初日公演をご覧になった藤田和日郎さんが、熱い感想をお寄せくださいました。

原作者・藤田和日郎さんコメント

本当に面白かったです。素晴らしい。歌も踊りも素晴らしく、「こんなに展開のはやい舞台は見たことない！」というくらいテンポがよくて驚きました。息や汗が飛んでくるように感じるくらいパワフルで、劇団四季の底力を受け止めさせていただきました。今日は「ゴーストアンドレディ」を描いた時のアシスタントたちも一緒に観劇させていただいたのですが「原作よりも面白いんじゃ？」なんて声も聞こえました（笑）。
原作「ゴーストアンドレディ」は"種"です。私は種を蒔いただけで、それをスコット・シュワルツさんはじめクリエイターの方々、劇団四季のみなさんが一丸となってミュージカル『ゴースト＆レディ』を創り、花開かせてくださいました。みなさんの『ゴースト＆レディ』です。これからもがんばってください！

『ゴースト＆レディ』東京公演は、11月11日（月）までの期間限定公演。
この感動を、ぜひ劇場でご体感ください。

『ゴースト＆レディ』東京公演