開幕が迫る最新ミュージカル『ゴースト&レディ』の創作の現場より、衣裳フィッティングの様子をご紹介します。
『ゴースト&レディ』の舞台は19世紀のヨーロッパ。イギリスが栄華を極めたヴィクトリア朝時代の人々や、クリミア戦争で戦地に赴いた兵士たち、そしてゴーストなどの個性あふれる衣裳が登場します。
本作で衣裳デザインを担当するのは、レッラ・ディアッツ氏。これまで数々のオペラやミュージカルの衣裳を手掛け、劇団四季でも『エビータ』『ひばり』『恋に落ちたシェイクスピア』などのデザインを担当しています。
3月、日本やイタリアで製作された衣裳が次々と四季芸術センターに到着。稽古の合間を縫って衣裳フィッティングが行われました。
衣裳のほかにかつらも着用し、全身のバランスを見ながら衣裳の袖や裾の長さなどを俳優に合わせて細かく調整します。
史実や資料に基づき細部まで作り込む一方で、ミュージカルの衣裳には機能性や耐久性も求められます。歌うときにしっかりとブレスを取ることができるか、ダンスや擬闘の場面も問題なく対応できるか、実際に体を動かしながら衣裳を確認していきます。
3月末には、衣裳を身に着けた俳優たちが稽古場に集い、全体のバランスをチェックする「衣裳パレード」実施。
演出のスコット・シュワルツさんを中心に、ディアッツさんや技術スタッフと相談しながら修正箇所を洗い出し。ここからさらに調整を重ね、完成を目指します。
『ゴースト&レディ』東京公演は、いよいよ5月6日(月・休)開幕。
劇団四季が新たに贈る命と絆の超大作に、どうぞご期待ください。
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