『人間になりたがった猫』全国公演が千秋楽を迎えました

9月10日（日）、ファミリーミュージカル『人間になりたがった猫』全国公演が、北海道「七飯町文化センターパイオニアホール」にて千秋楽を迎えました。

本作は、人間にあこがれる猫のライオネルが、ご主人である魔法使い・ステファヌスの魔法で2日間だけ人間になり、街の人々との出会いを通して、"人間の素晴らしさ"を知っていく物語。
昨年7月に東京・自由劇場にて開幕した本作は、その2ヵ月後からは全国ツアーとして各地を巡演。全国公演と並行して、地元の子どもたちを劇場に無料招待するプロジェクト「こころの劇場」（※）も実施され、北は北海道・利尻島から南は沖縄県・石垣島まで、1年にもおよぶ旅を続けてきました。

地元の方々との温かな出会いに励まされながらたどり着いた千秋楽公演。
幕が開くと躍動感いっぱいのダンスと、心に響く歌の数々に客席に笑顔があふれます。手に汗握るクライマックスでは、大人も子どもも真剣な眼差しで物語の行く末を見守ります。
カーテンコールで「すてきな友達」がふたたび歌い上げられると客席から盛大な拍手が。ライオネルや仲間たちとの別れを惜しむように、温かい拍手が送られ続けました。

全国公演は、『ジョン万次郎の夢』が引き続き2024年3月まで各地を巡るほか、『エルコスの祈り』が今月9日（土）から全国ツアーに出発。
また、現在全国巡演中の『クレイジー・フォー・ユー』は2024年2月まで旅を続けます。
劇団四季は、これからも日本全国の皆さまに多彩な舞台をお届けします。どうぞご期待ください。

（※）「こころの劇場」は、演劇の感動を通じて子どもたちに豊かな心を育んでもらいたいと願い、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が主催し、また、この趣旨に賛同してくださる企業・団体、行政の方々のご支援をいただきながら実施しているプロジェクトです。
2023年度の対象演目は、『人間になりたがった猫』『ジョン万次郎の夢』『エルコスの祈り』の3演目。『人間になりたがった猫』は、9月11日（月）北海道「北斗市総合文化センターかなで～る」にてフィナーレを迎えました。