8月5日（土）に開幕が迫る、ファミリーミュージカル『エルコスの祈り』東京公演。
7月下旬、四季芸術センター（横浜市あざみ野）では、衣裳・メイクをつけた通し稽古が行われました。
本番通りのメイクを施し、衣裳を身につけ稽古場に集まった俳優たち。
初めて行われる通し稽古を前に、声を掛け合ってダンスの確認をしたり発声をしたりと入念に準備を行います。
心地よい緊張感が漂う稽古場にオーバーチュアが鳴り響き、稽古がスタートしました。
厳しい規則で管理され、夢や個性を奪われた「ユートピア学園」の子どもたちと、心を持つロボット・エルコスの温かい交流を描く本作。
「本当の自分をみつけよう」「語りかけよう」などの親しみやすいメロディーにのせて、一人ひとりが持つ個性や思いやりの心、そして他人を許す心まで、エルコスが愛情いっぱいに教えてくれます。
まっすぐと語りかけてくるエルコスの言葉に、稽古を見守る関係者のなかには涙ぐむ人も。
稽古終了後には自然と温かい拍手が起こり、俳優たちはほっとした表情を見せました。
この通し稽古を経て、新たな課題を見つけることができたカンパニー。さらに稽古を積み重ね、開幕まで一丸となって歩んでいきます。
『エルコスの祈り』は8月5日（土）から9月2日（日）まで東京・自由劇場で上演。その後、9月9日（土）より日本全国を巡演します。
エルコスと子どもたちの温かい心の交流の物語に、どうぞご期待ください！
