本日3月11日(土)、自由劇場(東京・竹芝)にて、ファミリーミュージカル『ジョン万次郎の夢』が開幕しました。
江戸時代末期、日本人で初めてアメリカへ渡ったとされ、日米の架け橋となり日本の未来を切り開いた中浜万次郎(ジョン万次郎)を主人公にしたこのミュージカル。2020年に全国公演が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により全公演が中止に――。3年の時を経た2023年、春の訪れとともに、ついに上演を叶えることができました。
迎えた東京公演初日。劇場は、この日を待ちわびてくださっていたお客様でいっぱいに。
物語は鎖国が続く幕末が舞台。土佐(現在の高知県)の漁村に生まれ、漁にでた14歳の万次郎は、嵐によって遭難してしまいます。無人島にたどり着いた万次郎たちを助けてくれたのは、偶然通りかかったアメリカの捕鯨船でした。その船のアメリカ人船長との出会いが、彼の運命を大きく動かすことに――。
いくつもの困難を乗り越えながら夢に向かって突き進む万次郎の姿やその活躍を、お客様は温かく見守られ、希望にあふれたラストシーンを迎えると、客席から熱い拍手が。出演者たちは手を振って応え続けました。
『ジョン万次郎の夢』東京公演は4月2日(日)まで。その後4月29日(土・祝)からは全国ツアーがスタートします。現在、神奈川、愛知、三重、岐阜公演のチケットを発売中です。
今を生きる私たちに「信じる心」「困難に立ち向かう勇気」を教えてくれる感動作を、どうぞ劇場でお楽しみください。
※舞台写真は事前に行われた通し稽古より
(撮影:阿部章仁、樋口隆宏、劇団四季)