本日10日(土)、ファミリーミュージカル『人間になりたがった猫』全国公演が、ハーモニーホール座間(神奈川県座間市)にて開幕しました。
『人間になりたがった猫』は、アメリカの児童文学作家ロイド・アリグザンダーの同名小説を舞台化した作品。1979年にニッセイ名作劇場として初演され、四季のファミリーミュージカルの中では最多公演回数を誇ります。
物語の主人公は、森で暮らす猫のライオネル。ご主人である人間嫌いの魔法使い・ステファヌスに口答えをしたことがきっかけで、罰として2日間、人間の姿に変えられてしまいます。しかし、人間にあこがれていたライオネルは大喜び。町へ繰り出すと、そこで様々な人と出会います。人間との交流を通じ、ライオネルの心に生まれて初めての感情が芽生えてゆき......。
躍動感いっぱいのダンスや、心に響く歌の数々、そして、手に汗握るクライマックス――。幸福感あふれるラストシーンを迎えると、客席からはひときわ大きな拍手が送られました。
『人間になりたがった猫』はこのあと、関東から東海エリアをまわり、その後北海道へ。全国各地を巡ります。今からのご予約は、千葉、名古屋、北海道、宮城、奈良公演がおすすめです。
魔法で人間の姿に変えられた猫のライオネルが、様々な体験を通して人間の素晴らしさを見つけてゆく物語。ぜひお近くの劇場でお楽しみください!
2022年度「こころの劇場」の実施について
多くの企業や団体の協力を得て実施される小学生を対象にした学校招待事業「こころの劇場」。2022年度は、『人間になりたがった猫』動画配信版として実施されます。
動画配信は昨年度の『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』に続き、2年目の試みとなり、今年度も多くの子どもたちに演劇の感動を届ける役割を担います。
※舞台写真は事前に行われた通し稽古より
(撮影:樋口隆宏、劇団四季)