2月23日(水・祝)に京都で開幕するオリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』。厳しい寒さ続く2月――四季芸術センター(横浜市あざみ野)には、約1ヵ月間の東京公演を終えて、再び稽古に勤しむ俳優たちの姿がありました。
東京再演から、演出・音楽面でブラッシュアップされた本作。稽古場では、限られた時間の中で最大限に磨きをかけるべく、台本の読み合わせから始まり、シーンごとの小返し稽古などが集中的に行われました。
ある日の稽古場。物語冒頭、近未来のイギリス――最新の家庭用アンドロイド発売のニュースに沸き立つ群衆たちの力強いナンバー「今日も明日も」では、激しいダンスの渦中にあっても、歌の中にあるフレーズの流れやリズムを落とさないよう、「音色が変わる瞬間が見えるくらいの意識を持って」と、音楽監督の清水恵介さんからアドバイスが飛びます。
また別の日。1幕ラストのナンバー「地平線を目指して」では、新たな旅立ちに胸躍るような楽曲に、さらにコミカルなニュアンスが加わるよう、歯切れ良いダンスを求める、振付・松島勇気からの助言が。また、演出補の西尾健治からは、「歌詞にある言葉をテンプレートとして発言するのではなく、一語一句を自分の中から新たに生み出すモチベーションを持って」と、改めて意識を高めるよう共有され、俳優たちは真剣な表情で応えます。
最後に西尾から、「稽古場は答え合わせの場ではなく、新たな発見の場。極限まで捨てて臨むからこそ、新しいものが生まれます。作品に入り込む集中力を持って、これからの通し稽古に向かいましょう」と声がかけられました。
俳優たちは通し稽古を終えて、いよいよ京都劇場へ――。
壊れかけのロボットと、心に傷を抱えた男の出会いから始まる、温かい感動の物語を、初上演の地・京都のお客様へお届けするべく、最終調整に臨みます。
京都公演は2月23日(水・祝)から4月16日(土)までの期間限定。公演中は様々な楽しいイベント・キャンペーンも開催されます。どうぞお楽しみに!
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