2021年12月23日(木)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士・野口聡一さんが劇団四季を訪れ、「チケット風フラッグ」の返還式が行われました。
野口さんは2020年11月に「ISS第64/65次長期滞在ミッション」で国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて出発。約5ヵ月半の滞在ののち昨年5月に無事帰還し、3度目の宇宙飛行を遂行されました。
この日、野口さんから劇団四季社長・吉田智誉樹が受け取ったのは、1枚の大きなフラッグ。これは約3年前の10月、今回のミッションで、公式宇宙飛行記念品としてともに宇宙へ連れて行っていただくためにお渡ししていたもので、劇団四季のチケットをモチーフにした特製グッズです。
当初の予定より1年遅れての出発となりましたが、野口さんとともに長い宇宙の旅を終え、この日劇団四季に帰着しました。
あわせて贈られたアメリカ航空宇宙局(NASA)発行の「宇宙飛行証明書」には、宇宙船内ではためくフラッグの写真が。貴重なアイテムを手にした吉田は、「これが宇宙に行ったんですね!」と感嘆の声を上げました。
野口さんはさらなるお土産として、長きにわたる宇宙の旅での様々なエピソードをお話しくださり、「宇宙をテーマにしたミュージカルはどうですか?」とユニークな提案が飛び出す場面も。楽しい歓談のひとときとなりました。
宇宙で日本実験棟「きぼう」での任務を経て帰国された野口さん。その旅をともにしたこのフラッグを"希望"のたすきとして引き継ぎ、劇団四季は演劇を通じてお客様に夢と希望をお届けしてまいります。