ミュージカル『はだかの王様』作品紹介

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アンデルセン童話「はだかの王様」は、皆さんも子どもの頃に読んだり聞いたりしてよくご存知なのではないでしょうか。アンデルセンは他にも「おやゆびひめ」「人魚姫」「みにくいあひるの子」「マッチ売りの少女」など名童話の数々を生み出し、彼の作品は現在でも全世界中で読み継がれ愛されつづけています。

はじめに

アンデルセン童話「はだかの王様」は、皆さんも子どもの頃に読んだり聞いたりしてよくご存知なのではないでしょうか。
アンデルセンは、他にも「おやゆびひめ」「人魚姫」「みにくいあひるの子」「マッチ売りの少女」など名作の数々を生み出し、彼の作品は現在でも全世界中で愛されつづけています。

ストーリー

王様は何よりもおしゃれが好き。世界一衣裳をたくさん持っていて、一日に何度も着替えをします。
そんな王様に目をつけたのがデザイナーのスリップとスリッパ。王女サテンの婚約式に王様が着る服をつくりたい、とお城にのりこんできます。

「私どもが仕立てる衣裳の布地には、ふしぎな力がございます。ふつうの人には見えますが、役に立たないものや、バカなものには見えないのです」

キャラクター

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王様世界で一番たくさん洋服を持っています。
毎日着るものを選ぶのにもひとさわぎで、
衣裳係は100人もいます。
それでも王様は、娘の王女サテンの婚約式のために
「役立たずやバカなものには見えない」
という洋服を新しく作らせます。
サテンとデニム大嫌いな運動大臣アロハと
結婚させられそうになって困っている王女サテン。
本当は牧場で育った正直でやさしい若者
デニムが好きなのに、王様がみとめてくれないのです。
王様の新しい洋服ができあがれば
アロハとの結婚が決まってしまうので、
サテンは洋服のできあがりが気になって仕方ありません。
デニムは本当のことを見抜く目を持ち、
正しいと思うことははっきりと言います。
モモヒキとステテコ二人ともこの国のえらい大臣です。
子供のころからの友だちで何をする時もいっしょです。
王様の新しい洋服が見えるかどうかを
不安そうに話し合う二人。
モモヒキは「この世にはないすばらしいもの」
と言っていますが、
ステテコは「ハッキリとは見えないけど少しは見えた」
と言います。
さて、二人は本当のことを言っているのでしょうか？
スリップとスリッパとなりの国で人をだまし、この国ににげてきた二人組。
王様がおしゃれ好きなのを知ると、
さっそくデザイナーと洋服の仕立て屋に
なりすまして王様のところへ。
「役立たずやバカなものには見えない衣裳を作る」
と言って王様をだまそうとします。
アロハお調子者で、はで好きな運動大臣。
いつもにぎやかに動き回っています。
王様は、娘のサテンと結婚させたがっていますが、
サテンには嫌われています。
王様がペテン師にだまされているのを知ってしまいますが、
サテンをデニムにとられたくないので、
自分もだまされたフリをします。
アップリケとホックみなさんと一緒に歌を歌ったり
お芝居の内容について考えたりする、
このお芝居の進行役です。
ホックは自分の目で見たことを信じ、
思ったことを正直にはっきりと言える、
勇気のある男の子で、
王様の新しい洋服が見えないと言います。
アップリケには王様の新しい洋服が見えるらしく、
「この世の中には人によって見えたり
見えなかったりするものがあるんだよ」
とホックに教えようとします。