本作の劇団四季による日本初演は1975年。
凶悪化する少年犯罪、家庭問題、思春期の性――現代にも通じる社会問題を問いかけ、上演のたびに社会に衝撃を与えてきた社会派ドラマの最高傑作が、再び自由劇場に登場します。
その清冽で美しい演出によって、親子・夫婦関係、子どもへの抑圧、宗教、性など、現代社会に氾濫する問題を赤裸々に描き出した本作は、同年文化庁芸術祭大賞を受賞。
以来、上演は繰り返され劇団四季の現代演劇レパートリーを代表する作品としての地位を築いています。
演技スペースを取り囲むスクエア型のステージ上には客席(ステージシート)が設けられ、観客の目の前で物語が進行。
現代社会が抱える問題、現代人が抱える苦悩が、観る者に容赦なく突きつけられ、一人ひとりに問いかけます。
この現代社会において「正常」とは何か――。
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