今夏、熱い喝采に包まれながら初演の幕を降ろした新作ストレートプレイ『恋におちたシェイクスピア』東京公演。今月12日（金）からは、再び東京・自由劇場で上演されます。

先月末まで京都公演を行っていた俳優たちは、その翌日から劇団四季の本拠地・四季芸術センター（横浜市・あざみ野）に戻り、稽古を再開。演出・青木豪さんによる指導のもと、新たなキャストを加えて活気あふれる稽古が行われています。


『恋におちたシェイクスピア』は、若き劇作家ウィリアム・シェイクスピア（ウィル）と資産家の娘ヴァイオラの恋、そして演劇人による芝居への情熱を描いた、ロマンあふれる人間ドラマです。ウィルとヴァイオラが交わす愛の言葉や思いがけない出来事が、名作『ロミオとジュリエット』へと紡がれてゆきます。

英国・ロンドンで製作された舞台脚本をもとに、劇団四季ではオリジナル演出で創作。初演時、青木さんは湧き出るアイディアを惜しみなく試しては、よりユーモラスに、よりドラマチックな舞台へと仕上げました。
4ヵ月ぶりに行われた稽古でもその光景は変わらず、新たなチャレンジも。俳優と活発的な意見交換を行いながら、青木さんは「試しにこうしてみて」と新しい演出プランを提案。ドラマにはより深みが加わり、新たな笑いの場面も生まれてゆきました。

『恋におちたシェイクスピア』東京公演は10月12日（金）から11月25日（日）まで。12月23日（日・祝）からは福岡・キャナルシティ劇場で上演されます。また、両公演ともに、出演者によるトークイベントも開催。
この秋は、心温まる人間ドラマを、ぜひ劇場でお楽しみください。