社会派ドラマの傑作、『エクウス』東京公演が開幕しました!

本日6月26日(日)、『エクウス』東京公演が自由劇場で開幕しました。

この作品は、今月6日に逝去し、『ブラックコメディ』や『アマデウス』などを代表作にもつ英国劇作家ピーター・シェーファーが書き下ろした台詞劇。 "精神不安定な若者が馬の目をピックでつぶす"という英国で実際に起きた事件に想を得て、夫婦間のひずみ、子どもへの抑圧、宗教、思春期の性など様々な問題に苛まれる少年の姿を描き、現代社会が抱える矛盾を浮き彫りにしました。
評価は世界的にも高く、米国ではトニー賞最優秀作品賞を受賞。1975年の四季初演時には文化庁芸術祭大賞に選ばれています。

2010年以来6年ぶりの再演となる今回の公演は、まったく新しいキャストで編成。およそ2ヶ月にわたるていねいな稽古で、俳優・スタッフは実直に作品を創り上げてきました。
迎えた初日公演は、満席。大きな期待が寄せられるなか開演すると、スピーディな場面転換と言葉の応酬に、お客様は息を飲むように展開を見守ります。
そして、"何が正常で、何が異常なのか――"。この問題を観客に問いかけながらカーテンコールを迎えると、それまでの静寂を打ち砕くように、客席や舞台後方のステージシートから熱い喝采が送られました。

『エクウス』東京公演は7月10日(日)まで、2週間限定の公演です。今なら平日公演に比較的お席に余裕がございます。
劇団四季が贈る傑作社会派ドラマを、どうぞお見逃しなく!


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    梅雨の晴れ間となった『エクウス』初日公演(東京・自由劇場)。

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    図らずも今月6日に逝去した『エクウス』の作家ピーター・シェーファーを偲び、ロビーには追悼のためのパネルが掲げられました。

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    初日公演カーテンコールの様子。惜しみない拍手が送られ、カーテンコールは幾度も繰り返されました。

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    全身全霊で舞台を全うした、アラン役横井 漱(写真右)と、ダイサート役味方隆司(写真左)。