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親や先生に見放され、夢や個性を奪われたユートピア学園の生徒たちのもとに、“心”を持つロボット、エルコスがやってきます。
心を閉ざしてしまった生徒たち一人ひとりに優しく語りかけ、個性を見出そうとするエルコス。子どもたちは徐々に忘れていた笑顔と夢を取り戻していくのですが……。
1984年に日生名作劇場“こどものためのミュージカルプレイ”として初演されて以来、全国各地で愛されてきた『エルコスの祈り』(『エルリック・コスモスの239時間』)。
厳しい規則にしばられ、夢や希望をなくし、ただ無気力に生きる子どもたちの姿。そして、そんな彼ら彼女たちが、やがて前を向いて生きようとする姿は、今を生きる私たちに大きな共感と勇気、忘れてはいけない大切な心を教えてくれます。
学校や親からオチコボレ・問題児と決めつけられた子どもたちが集められたユートピア学園。
ここの教育とは、きびしい管理、命令・規律に従わせ、子どもたちの夢や個性を奪うものでした。暗く閉ざされた毎日を送っていた子どもたちのもとへ、一台のロボットがやってきます。 その名は「エルリック・コスモス」通称“エルコス”。
「どんな時代にも、どんなことに出会っても、決してほほえみを忘れずに、豊かな心を持って生きていける人間になってほしい」科学者ストーン博士が願いを込めて人間の女の子そっくりに作りだした、アンドロイド・エスパー(スーパーロボット)です。
子どもたちひとりひとりの持っている豊かな個性を引き出していくエルコスに、皆は次第に心を開くようになっていきます。
しかし、小さい頃から機械に囲まれて育ったジョンは機械を憎んでいて、エルコスを認めようとしません。そんな彼を、エルコスは理解し、勇気づけようとしますが、ジョンははねつけてしまいます。
一方、エルコスが学園にきてからさんざんな目にあっていた学園の教師たちは、エルコスをやっつけるためにジョンを利用することをたくらみます。
教師たちにおどされたジョンはエルコスを呼び出します。
果たしてエルコスの祈りは、みんなの心に届くのでしょうか……。
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