『嵐の中の子どもたち』作品紹介

現在、公演の予定はございません。

冒険の中で見つけた人生の宝物嵐の中で助け合う子どもたちの懸命な姿が教えてくれるのは、何ごとにも「希望」と「勇気」をもって取り組むことの素晴らしさ、そして「友情」の大切さ。冒険の中で、人生に欠かせない大切なことを学んでいきます。

はじめに

ファミリーミュージカル『嵐の中の子どもたち』は、アイバン・サウスオール作『ヒルズ・エンド』を元に舞台化した、劇団四季のオリジナルミュージカルです。
1981年の初演以来、全国公演やクリスマスチャリティー公演を中心に上演を繰り返してきました。

巨大な嵐がハミングバード村を襲った日、村にいたのは18人の子どもたちだけでした。

ストーリー

今日はハミングバード村の開拓記念日。そんなおめでたい日に、ボブをリーダーとする不良グループ『山賊団』と、ケンをリーダーとする優等生グループがケンカをはじめてしまいます。
おかげで、大切な開拓記念日はもうメチャクチャ。つまらないことでいがみ合う子どもたちを残して、大人たちはヒンメルの町へ出かけてしまいます。

一方、残された18人の子どもたちは、ケンカの原因になった村に伝わる伝説の古代遺跡『エルドラド』を探しに山奥へ向かうことに。
しかしその途中、急にあたりが暗くなり、巨大な嵐が子どもたちを襲います。

キャラクター

キャラクターをクリックすると詳しい紹介が見れます。

ケングループ

ケンケングループのリーダー。
いつも落ち着いていて、よく考えて
行動するので、みんなから信頼されています。
曲がったことが大きらいな性格で、
ボブとはよくケンカになってしまいます。
ビッキーいちばん小さいけれど、
素直で勇気のある男の子。
ボブとケンどちらの良いところも
知っているので、みんなに仲良く
なってほしいと思っています。
ブブ好奇心が強く、
子どもたちだけの生活も楽しんでいます。
少しおっちょこちょいな
ところもあります。
モールス機械が好きで、無線機のことなど
とてもよく知っています。
嵐でめちゃくちゃになってしまった配線を修理して、
町と交信できるようにします。
ブルーシー自分の意見をはっきりと言う
元気な女の子。
少し気が強いところもありますが、
嵐のときはそうじや洗濯をするなど、
とても働きものです。
パックみんながいやがる仕事でも
進んでやります。
嵐でバイキンだらけになった村を消毒し、
くさった食べものなどを焼いてまわります。
カロリーすぐに「おなかがへった」という食いしん坊。
でもお母さんと同じくらい料理が上手です。
その明るさでみんなを和ませてくれます。
教授町の発電所長の息子。
どんなことでもよく知っています。
いろいろなことに興味を持ち、
自分の知らないことは、山賊団にも
質問するほど研究熱心です。
レイジー心配性で少し臆病（おくびょう）。
悲しいときもうれしいときも
すぐに涙をこぼしてしまいます。
でも、がんばって仕事をするモールスを
応援する、友だち思いの女の子です。
フローラ心やさしく、
いつもみんなのことを考えて行動しています。
熱を出したビッキーを看病し、
希望を持って生きようと
みんなをはげまします。

ボブグループ

ボブ山のきこりの息子で、
山賊団のボス。
言葉は乱暴ですが、実は仲間を大切にする、
心のやさしい男の子です。
つい意地や見栄をはってしまい、
みんなに誤解されることも。
ジェロニモ村に伝わる伝説や自然について
よく知っています。
先祖代々の教えにより、
天気の変化などにも、
みんなより早く気づきます。
リンダボブを尊敬している女の子。
ケンよりもボブのような
たくましい男の子がリーダーにふさわしいと
信じています。
ハッチボブを信頼し、
彼の言うことに従います。
対立するケングループの食糧（しょくりょう）を
盗みに行ったときには見張り役となり、
犬の鳴き声で異常を知らせます。
セシリーいつも物事を落ち着いて見て意見を言う、
しっかりした女の子。
大さわぎする子どもたちを、
しかりつけることもあります。
ブラックジョー気が短く、言葉づかいも乱暴な男の子。
すぐにケンカをしようとします。
でも実は、兄貴分として
友だちをかばっているのかも…。
ダンプ大きな木や石像も
軽々と持ち上げることのできる力持ち。
ビッキーを町に運ぶため、
機関車のかまどに石炭をくべる
仕事を任されます。
ポー自分で考えて行動することが大好き。
お説教されたり、
みんなと同じことをしなければならなくなると、
体がふるえて、
発作を起こすことがあります。