山の上にある魔物の街。
大きなお城に住む魔物の王ジャック・オーは、人間にだまされたせいで“信じる心”を失い、固く心を閉ざし、人々から恐れられていました。
一方、人間の男の子ユーリは、ある日、目覚めなくなってしまった女の子エルを助けるため、不思議な力を持つ「魔物の笛」を手に入れようと、魔物の街にしのびこみます。
道中、魔物のコブと知り合い、お互いに親しみを感じる二人。
しかし、笛を探していることが、持ち主であるジャック・オーにバレて、捕まってしまいます。
「笛を貸す代わりにコブを置いていけ」と言われるユーリ。
ユーリを信じ、自ら残ることを選ぶコブ。
「必ず帰る」と約束して城を出たユーリでしたが……。